京都祗園町北側の巽橋からありすみ橋までの短い区間は白川南通である。別名、ありすみの径(みち)とも呼ばれている。四条通の喧騒とは打って変わって、静寂の中に川端桜の葉が風にこすれ合う音や、ちょろちょろと流れる水の音が微かに耳に届くくらいだ。長年白川の川底に埋まっていたというありすみ地蔵菩薩に手を合わせてから辰巳大明神まで歩く。川沿いの家々がプライベートブリッジを持っているというのが面白い。巽橋界隈は京都市中でも、重要建造物保存群地区として指定された4箇所の一つだ。ベンガラ格子の町屋が連なる通りは風情があって実に良い。
京都祇園「なすありの径(みち)」を歩く
琵琶湖疏水の清らかな掘割沿いの散歩道
來自 Shozo Fujii
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